
沢山のお客様より「RENの植物はみんな活き活きとしているね」とお褒めの言葉を頂きます。実はそれには訳があるんです。
100年かけて辿り着いた植物のヘルスケア
「観葉植物ってどうして枯れてしまうんだろう?」プランツヘルスケアの追求はそんな素朴な疑問から始まりました。本来、植物に一定の寿命はありません。数百年、数千年と生きる植物は無数に存在します。たとえば盆栽は人よりも長生きし、管理人が代々受け継がれる慣習は一般的です。自然から隔離され室内で生きる観葉植物だって本当は半永久的な存在なのです。幸い私達には100年の歴史に裏打ちされたノウハウがありました。古くからの花卉園芸の叡智に向き合い、業界最高水準の植物寿命を追求し続けます。

実はプラスチック鉢に入って流通する植物の多くはその状態のまま長く育てることはできません。数ヶ月以内に植え直しが必要な「素材」の状態です。何故なら、まず第一に流通に必要最低限の土しか用いられていないため新鮮で栄養豊富な土に入れ替える必要があるからです。そしてさらに重要なのは根の状態に応じた適切な処置が欠かせないからです。絡み合った根をほぐし吸収組織を活性化させ根鉢の環境を改善します。根の健康を損なう要因に細心の注意を払いながら丁寧に植え替えを施したものだけが商品化されます。

野菜農家でも選ばれる良質な土に欠かせないキーワードは「団粒構造」と「微生物」です。団粒構造とは大小様々な粒が混ざり合って団子状の適度な隙間が沢山ある状態です。それによって水はけが良く、水持ちも良く、空気も良く通る理想的な土になるのです。また、一握りの土の中には地球上の人口並み(約50億)の微生物がいると言われます。根が菌糸を伸ばし養分を吸収する為には微生物の活動が欠かせません。多様性に富んだ土壌微生物が活性化することではじめて植物は健康に成長できます。そのため微生物の食料となる有機物を多く含んだ栄養豊富な土を独自配合し使用しています。巷では利便性に優れる無機物主体の人工用土が人気ですが、RENではあえて人工用土を使わないのはそのためです。

弊社は創業以来、長い年月をかけ様々な植物の専門家たちから学び、実験と検証を繰り返し植物の最適な管理方法に辿り着きました。私たちの業務は毎朝のメンテナンスから始まります。1日の三分の一を費やして植物の健康状態をチェックしていきます。それは園芸の基本に真摯に向き合い日々の管理に手間暇をかけることに他なりません。ある意味で特別なことは何もしていません。当たり前のことを当たり前に続けることで結果として特別な成果を生むのです。
水やり
植物の細胞強化に最適な鉱物由来の珪酸液を配合し潅水します。このひと手間で植物のハリが格段に良くなります。
霧吹き
乾燥は大敵ですが、また逆に多湿もカビの原因となります。毎日の天候・気温・湿度を見極めながら行います。
通気
空気の淀みはあらゆる病害虫の原因です。複数のサーキュレーターを常時稼働し新鮮な風を供給します。
マルチング
全商品は地表面をドライモスで覆います。雑草や害虫の発生を防ぎ、水分蒸発抑制にも効果があります。
土壌改良
自然発酵の乳酸菌を主体とした微生物資材を植え替え時に施用します。有害菌を抑制し土壌を健全に保ち、菌根菌の活性化を促します。
病害虫対策
害虫忌避効果の高い有機木酢液を1日3回散布します。オーガニックなので植物にも人体にも安心です。
枝の剪定
植物は日々成長します。美しい姿を保つのは勿論ですが病害虫の発生を防ぐにも剪定は欠かせません。
葉の清掃
多くの病害虫はまず葉に兆候が現れます。また埃は光合成や呼吸の妨げともなるので清掃を怠りません。